いじめ防止研修資料「つなぐ」とは

いじめ防止研修資料「つなぐ」は,学校現場の課題を踏まえ,教職員がいじめ防止について共通理解を深め,自校の取組を振り返るために作成した研修資料です。


なぜ,いじめ防止研修が必要なのか
国の基本方針では,学校は年に複数回,いじめの問題に関する校内研修を行うこととされています。
全ての教職員の共通理解を図るため,年に複数回,いじめの問題に関する校内研修を実施するよう,取組を促す。
(いじめの防止等のための基本的な方針 p.21 より)
こうした研修が求められる背景には,いじめをめぐる厳しい状況があります。令和6年度のいじめの認知件数は769,022件,重大事態の発生件数は1,405件となり,いずれも過去最多となりました。
また,いじめへの対応を組織的に進めるため,全ての学校には「学校いじめ対策組織」を設置することが求められています。文部科学省は,この組織を,いじめの防止や対応の中核となる常設の組織と位置づけています。
しかし,過去の重大事態では,学校いじめ対策組織が十分に機能していなかったことや,その機能が教職員に十分理解されていなかったことが指摘されています。

教員がいじめへの組織的対応を理解するためにも,全ての学校において適切な校内研修の実施が求められます。
いじめ防止研修資料「つなぐ」の内容
「つなぐ」は以下のように,学校の教職員に必要ないじめの知識を厳選しています。
いじめの定義
いじめを適切に認知するために必要となる,いじめの定義や判断のポイントを取り上げています。
教職員それぞれの経験や感覚だけで判断するのではなく,共通の基準をもっていじめを捉えることの大切さを学びます。

学校いじめ対策組織
いじめ防止対策推進法では,学校に「学校いじめ対策組織」を設置することが求められています。
しかし,組織が設置されていても,教職員がその役割や活動内容を十分に共有できていなければ,然るべき組織的対応が遅れる可能性があります。

学校いじめ防止基本方針
また,「学校いじめ防止基本方針」も,組織と並んで学校のいじめ対策における柱とされています。
本研修資料では,学校いじめ対策組織の役割や情報共有のあり方,学校いじめ防止基本方針の重要性について,要点を押さえつつ整理しています。

重大事態につながる対応上の課題
「つなぐ」では,過去の重大事態調査で指摘されてきた課題も取り上げながら,日頃の対応を振り返るための視点を紹介しています。
なぜそのような対応が生じるのか,どのように重大事態を防止すればよいのかを考えられる内容を目指しています。

国内外のいじめ防止の取組
学校で実践できるいじめ防止の取組についても紹介しています。
たとえば,オルヴェウスいじめ防止プログラムにおけるルールの明確化や,ピンクシャツデー,見回り活動,援助を求めやすくするための取組など,国内外のさまざまな実践を取り上げています。
自校でも取り入れられそうなことはないかという視点で,学校ごとの取組を考えるきっかけとして活用できます。

短時間の校内研修,知識の補完など,柔軟な活用が可能です
いじめ防止研修資料「つなぐ」(2027) は必要な情報を厳選し,以下のように分量を計8ページに抑えています。
・第1回:組織と方針で進めるいじめ対応 <5ページ>
・第2回:自校のいじめ対策を考える <3ページ>
「つなぐ」は校内研修の時間に合わせて活用できるほか,資料を事前に配布し,各自で内容を確認したうえで話し合いを行うなど,学校の実情に応じた使い方も可能です。
いじめ防止研修資料「つなぐ」の導入
いじめ防止研修資料「つなぐ」は,学校単位だけでなく教育委員会単位でもお申込みいただけます。
詳しくは『いじめ防止研修資料「つなぐ」』のページをご覧ください。
