先日、文部科学省より「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要」が発表されました。
本調査結果における、日本のいじめ・不登校に関する件数とグラフをまとめます。
目次
令和6年度におけるいじめ件数のデータ
いじめの認知件数、重大事態の発生件数、いじめが原因とされる自殺の件数についてまとめます。
いじめの認知件数:769,022件

前年度に比べ、36,454件の増加となり過去最多となっています。
重大事態の発生件数:1,405件

前年度に比べ、99件の増加となり過去最多となっています。
いじめが原因とされる自殺の件数:8件

小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は413人であり、そのうち自殺した児童生徒が置かれていた状況として、「いじめの問題」が挙げられているのは8件となっています。
なお、詳細調査が実施されたのは23件(5.6%)であり、いじめが原因だと断定する難しさも鑑みて、実際にいじめが関連する自殺の件数は更に多いことが考えられます。
令和6年度における不登校のデータ
小・中学校における不登校児童生徒数、高等学校における不登校生徒数についてまとめます。
小・中学校における不登校児童生徒数:353,970人

前年度に比べ、7,488件の増加となり過去最多となっています。
高等学校における不登校生徒数:67,782人

前年度に比べ、988件の減少となっています。

