「学校いじめ対策組織の認識調査用アンケート」の公開

いじめ防止対策推進法によって各学校に設置が義務付けられている学校いじめ対策組織ですが、十分にその役割が果たされていない学校の存在が問題となっています。

学校いじめ対策組織は、児童生徒から、いじめから自分たちを守ってくれる頼りになる存在であり、いじめがあれば相談・通報できる組織であると認識されなければいけません。

そうした学校いじめ対策組織の役割が果たされているかどうか確認するのは、教育委員会をはじめとした学校の設置者であると、国の基本方針で定められています。

 『学校いじめ対策組織は,いじめを受けた児童生徒を徹底して守り通し,事案を迅速かつ適切に解決する相談・通報の窓口であると児童生徒から認識されるようにしていく必要がある。
 教育委員会をはじめとする学校の設置者及び都道府県私立学校主管部局においては,以上の組織の役割が果たされているかどうか確認し,必要な指導・助言を行う
 さらに,児童生徒に対する定期的なアンケートを実施する際に,児童生徒が学校いじめ対策組織の存在,その活動内容等について具体的に把握・認識しているか否かを調査し,取組の改善につなげることも有効である。』
「いじめの防止等のための基本的な方針」p.27より

そこで、教育委員会や各学校がスムーズに確認ができるよう、「学校いじめ対策組織の認識調査用アンケート」を作成しましたので、Word形式で公開します。

目次

学校いじめ対策組織の認識調査用アンケート

学校いじめ対策組織の認識調査用アンケート

各学校の児童生徒に対してこのアンケートを実施することで、児童生徒の認識に関わる部分で、学校いじめ対策組織の役割が十分に果たされているかを確認することができます。(※学校によって組織の名称は異なりますので、各学校に応じた名称に変更していただければと思います。)

教育委員会や各学校がこのアンケートを活用する際には、自由に編集・使用していただいて構いません。特に許諾も必要ありませんが、何か不明点やご意見などありましたらお問い合わせフォームより一報くださればと思います。

なお、本アンケートの使用により生じた損害等の一切の責任は負いかねますのでご了承ください。

アンケート項目について

本アンケートは、いじめの防止等のための基本的な方針(国の基本方針)を基に作成しています。各アンケート項目の基になった記載は以下の通りです。

学校いじめ対策組織は,児童生徒及び保護者に対して,自らの存在及び活動が容易に認識される取組を実施する必要がある。
「いじめの防止等のための基本的な方針」より

いじめを受けた児童生徒を徹底して守り通し,事案を迅速かつ適切に解決する相談・通報の窓口であると児童生徒から認識されるようにしていく必要がある。
「いじめの防止等のための基本的な方針」より

なお、アンケート項目は中学生向けに作っておりますが、小学生に用いる場合は、ルビを振るか安易な表現に書き換えることを推奨いたします。

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